理想のお客様に出会う方法

【お客様は選別しましょう】無茶な関係は続きませんよ

《vol.10》元・外資系化粧品会社の営業が明かす、理想のお客様があなたの周りに集まる極意シリーズ!

別の記事を書いていたら、いつの間にか忘却の彼方に飛んでいたこの企画!久々の更新です。

お客様は神なのか?


まだビジネスを知らない学生時代、初めてのバイトはコンビニの店員でした。
コンビニはいろんな客層の方がいらっしゃるので、今までの人生で出会ったことのないような層の方もいました。

携帯の振込用紙を持って「お金を払ったら直ぐに通電してください!」
→それは携帯会社に言おう!コンビニは代理で料金が支払えるだけだよ!

サトウのご飯を買っていかれた方が、「どうしてこれあっためてくれないの?」って。
→コンビニのお弁当コーナーに置いてあるものは温めますか?って聞くけど、サトウのご飯は非常食だし……温めますか?って聞くものなの?
→後にも先にもこの方だけに言われたので、すっごく記憶に残っています。

初めてのバイトで凹むことも多々あり、父に相談すると

お客様を神様と思え!という言葉がある。
神様と思って接客してみたらどう?

とアドバイスを受けました。

お客様とのベストな関係とはどんな関係?


その後、社会に出てから営業職に就きます。
年も若かったし、右も左も分からない業界に飛び込んだので、大変だった記憶しか残っていません。
そこから、好きな業界に転職して、たくさんのお客さんに触れて実績を残して、と少しずつ成長しました。

ある日、家を買おうと住宅展示場へ行った時、素敵な営業さんに出会います。
戸建ての販売営業は、家が完成した後のお客様のクレームが多く嫌厭されがちな業界です。
ウン千万という金額を出して買うのですから、お客様が不安になる事も多いですし、細部まで気になるのも確かです。
実際に立っている家を見て、あれこれ見ていると彼が、

気になる事があったら、全部言ってください。
隠されてしまうと、後で大きな問題になりかねないです。
お客様と私たち(営業)は対等だと思っています。
こちらからも、お客様に意見するときもあるので。

彼こそ、営業の鏡だなーと感じました。
出会って5年以上経っていますが、未だに忘れられないフレーズです。

お客様と営業の関係は、対等である事。
お客様のお願いを聞くときもあるけど、こちらからのお願いにも応えていただける関係が理想です。

Win-Winがこれからのスタイル


営業職と聞くと、押し売りとかお客様にペコペコして物を買ってもう職業と認識されている事が殆どです。笑

それね、できない営業さんがやる事!

本当にできる、売れる営業さんはそんな事しません。
まさに、彼が言っている通りお客様と対等の関係で、お互いのWin-Winを考えて行動してます。

この企画だったら、お客様にメリットがあるな!と思ったら伝えるし、押します。
でも、この企画は内容としてはいいが、このお客様にとってはメリットがないと思ったら、サラッと案内して押しません。
常に、目線は相手目線。その人にとって得なのか?得じゃないのか?
商品を押すときは、お客様の役に立つから。それが自分の結果・成績につながっていくイメージです。

たまーに、大量に仕入れるから法外な添付をつけて!という交渉が入ることもありますが、何回かは応えられてもその様な関係性は長く続きません。

相手にとっても、自分(自社)にとっても、無理なくお付き合いできて、対等な関係で、Win-Winで考えられる。
これが理想の関係です。

ビジネスが反映していくために、お客様との関係も選びましょう


自営業・企業に属しての営業活動でも、お客様を選ぶ!という判断が必要です。
全てのお客様に付き合わなければいけないという決まりはなく、自分で付き合いたいお客様を選びましょう。

マーケティングである程度の客層を選択すると思いますが、現場にいた私はマーケティングは全てではないと思っています。
実際に活動して見て、商品が刺さる層が事前のシミレーションと違う!なんて事はザラにあります。

実際に現場に出て、お客様に触れて、自分が販売してる商品はどのお客様に売れるのか?そのお客様と無理なくお付き合いできて、対等で、Win-Winであるのか?をチェックすることは大切です。
定期的に自分のお客様を見直してみましょう。